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通常の暖房器具では、その暖房器具を設置している部屋しか暖めることができません。しかし、パネルヒーターなら家の中全体を暖めることができます。これは、家の中の部屋ごとの温度差が少なくなるということです。暖かいところから寒いところに移動した時の温度差で起こるヒートショックを防止できるので、特に高齢者の健康被害の危険性を低くすることができます。
パネルヒーターはエアコンのように温風を発生させる暖房器具ではありません。空気が乾燥したり風によってホコリが舞う心配がありません。ホコリが舞う心配がなければ室内に舞ったハウスダストによる咳や喘息などの健康被害も防げますので、快適な生活ができるのです。
パネルヒーターは初期費用こそかかるものの、ランニングコストを見ると通常の暖房器具に比べるとコストを安く抑えることができます。さらに、ガス会社が用意しているセントラルヒーティングをお得に導入できる料金プランを用意していることもあるので、工夫次第で費用を抑えつつ導入する事ができます。
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パネルヒーターの導入には、エアコンなどと異なり配管の設置などの大規模な工事が必要です。そのため、設置のための工事費が必要になるのが代表的なデメリットだと言えるでしょう。
また、後付けでパネルヒーターを設置する際には、配管工事などに加えて床材を剥がしたりする必要が出てくるので、工事費はさらに大きくなります。パネルヒーターを導入する際には、少なくとも100万円程度の工事費が必要になることを計算に入れておきましょう。
パネルヒーターは、時間をかけて家全体を暖めていくタイプの暖房設備です。外部からの冷気の流入があると、屋内が暖まるよりも早く寒くなってしまいます。そうした状態を防ぐためには、サッシや断熱材の導入などといったリフォームが必要です。
パネルヒーターを正常に機能させるためには、不凍液を定期的に交換しなければいけません。また、ボイラーも年1回程度のメンテナンスが必要になります。
パネルヒーターで部屋を効率よく暖めるためには、サーモバルブの設定が大切です。サーモバルブはつまみの設定に応じてヒーターの温度を自動的に調整してくれます。サーモバルブのつまみの設定は、目盛りの中央くらいにしておきましょう。
部屋の適温は周辺環境によっても異なりますが、目盛りの設定を中央付近にしておけば、室温は20℃程度の丁度いい温度に保たれるからです。