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注文住宅を建てる際には、無理のない予算プランが必須です。また、その予算には様々な種類の費用が必要となります。ここでは、青森で注文住宅を建てる際の予算およびその内訳について見ていきましょう。
国土交通省発行の「平成30年度住宅市場動向調査~調査結果の概要~」によれば、青森における土地を購入した注文住宅新築世帯の調達資金は平均3,971万円となっています。また、建て替え世帯では平均3,491万円です。
自己資金比率では、土地を購入した注文住宅新築世帯で31.2%、建て替え世帯で64.2%となっています。
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注文住宅を建てるための予算の大きな部分を占めるのが土地代です。当然、土地代は場所によって大きく変動し、都内だと高額になる傾向があります。すでに土地を所有している場合は土地代はかからないものの、地盤や土地の整備に問題がある場合は土地改良費用が必要になることがあるので注意しましょう。
外装、内装、家具などを組み上げ、取り付けるための費用です。建築費は注文住宅の建設を依頼するのがハウスメーカーか工務店かによって異なるほか、業者によっても差が出ます。
注文住宅の建設には、登記事項証明書取得費用、登録免許税などをはじめとしたさまざまな手続きが必要です。これらの手続きにかかる費用もしっかり予算に組み込んでおきましょう。なお、各種手続きは建物と土地両方に必要な手続きもあるので、土地も購入する際には忘れないようにして下さい。
以外に予算を食いがちなのが、建物本体以外に必要な付帯工事です。付帯工事には、水道管やガス管などの引き込み工事、玄関までのアプローチや庭の造園、野外の給排水工事、冷暖房設備の設置などがあります。土地を選ぶ際には、坪単価だけでなくどんな付帯工事が必要になるかもしっかりチェックしておかないと、意外なところで予算が膨らんでしまいます。
注文住宅を建てる際に費用を一括で支払うことはまずないので、住宅ローンを組むことになります。住宅ローンを組む際には、住宅ローン控除も考慮するとお得なローンが組めるでしょう。また、共働きで住宅ローンを組む場合は、夫婦でローンを2本組むという選択肢もあります。
入居の際にかかる引っ越し代も、注文住宅の費用に含まれます。引っ越し代は荷物の多さや引っ越し距離のほか、時期によっても変動します。そのため、繁忙期を避ける、いらないものは処分するといった方法で費用を抑えることが可能です。
引っ越しに合わせて家具を新調したりする場合にかかる費用です。これについては後からでも買い足せるので、注文住宅を建てるときにはあるもので済ませておくのもひとつの手段です。
家を建てたあとは、不動産取得税を納めなくてはいけません。土地や建物の評価額や控除などを含めた納税額はわかりにくいこともあるので、事前に市区町村に納税額を確認しておきましょう。また、建築後には固定資産税がかかることも忘れてはいけません。
注文住宅を建てる際には、事前に十分な資金計画を建てておくことが大切です。また、建設費用の内訳にはたくさんの種類があるのでその内容を把握しておくことも大事でしょう。こだわりを重視するなら、施工主の希望をオーダーメイドで叶えてくれる業者を選ぶのがおすすめです。